ファイナンス

最近は学部生よろしくブリーリー&マイヤーの
コーポレートファイナンス』を読んでいる。明日ミニテストなんですよ。


この本は大して解りやすくはないが
MBAといえば世界的にブリーリー=マイヤーなので
とりあえず教科書はこれでないといけないらしい。
個人的にはアメリカンジョークが多いので決して嫌いではない。
いくつか気に入ったものを。


「財務の専門家には職業的な悩みがあるということを警告しておこう。その一つは、カクテルパーティー株式投資でうまく利益を上げられるシステムについて説明したがる人々に取り囲まれることである。幸い、こうした退屈な人々は市場が低調なときにはとりあえず姿を消してくれる。」
(第4章 債券と普通株式の価値)


「この世において経験則が重要なこともあるが、技術者が100階建てのビルを設計する際にはもっと正確なものを要求するだろうし、同様に財務担当者が重要な資本投資の判断を行なう際にも経験則以上のものが必要である」
(第5章 純現在価値が最善の投資決定基準となる理由)


「IRRは試行錯誤か、財務用の計算機、あるいはスプレッドシート・プログラムで計算される」
(第5章クイズ 解答の一部)


アメリカンジョークというよりは学者ジョークなのかもしれない。
翻訳がいまひとつこなれていないのでこうしたジョークの魅力が可能なかぎり十分には引き出されていないということはこの本を読むにあたって残念なことの一つである。