書評みたいな感じで

テスト前の現実逃避で買った高橋伸夫著「虚妄の成果主義」、予想以上にいい本だった。1600円なら安い。全ての働く人にお勧めです。

「最近巷では成果主義とか能力主義とかいってるが、そんなもん経営学では百年前に迷信とわかった理論だ!」という内容で、成果主義の間違いとは何か、日本的経営の評価がいかに外国主導で決まってきたか、モチベーションの源泉は一体なんなのか、など理論の変遷を示しながら解りやすくそして熱く解説。経営学は面白いなあ。

高橋先生は東大経済学部の教授だが、「ぬるま湯」的体質とはなんなのか統計学的に分析したり、「正直鉄道って儲かるのですか」などストレートな疑問から解き起こした論文など、ユニークなお仕事で有名です。みんな読もう。