切り込み隊長

ついでに切り込み隊長(http://kiri.jblog.org/)のニート論と
ニートの人(http://blog1.fc2.com/clumsy/)のニート論を全部読んでしまった。
http://d.hatena.ne.jp/kanose/20041223#kirineet
切り込み隊長は金稼ぐ能力もあり人情味もありいい奴だと思った。


フリーライダーだめ!氏ね!」の人の言うことも解かるが、
生産性低い奴をどれだけ補って食わしていけるか、というのが
社会の成熟度の目安なんじゃないの?
どういう社会がよりよいか、というのは
結局倫理の問題になるので認識の共有は難しいが、
弱肉強食でOK!であるとすれば
人間様がわざわざ社会を発達させてきた甲斐がない。
と僕は思うね。


想起するのは縄文人の骨の研究について。
老人の骨では歯が異常に磨り減ってることが多いとか。
これは別に老衰によるものではなく、
狩に参加できなくなった縄文老人は、
部落に残って獣の皮をなめし続けていたんだよ。
当時は奥歯で皮をかむことでなめしていたから歯が摩滅していったわけだ。


「狩に出られなければ市ね」という代わりに
そういう役割を与えて生存を許容していた。


現代社会が弱者に食い扶持を与えられないのなら、
それは端的にいって縄文社会に劣るということだと俺は思う。


老人とニートを同列に論じるのは無理があるのは承知だが、
弱者つながりってことでひとつヨロシク。