今日買った本

ストレス発散にやたら本を買ってしまう。


町田康詩集」町田康
「恋の休日」藤野千夜
「なにもしていない」笙野頼子
「タイムスリップ・コンビナート」同上
西の魔女が死んだ梨木香歩
「ベロニカは死ぬことにした」パウロ・コエーリョ
「樹液すする、私は虫の女」戸川純
文学部唯野教授筒井康隆
松下幸之助の経営問答」PHP総研編


「少年と少女のポルカ」を読み直して思ったけど、
やはり藤野千夜いいですね。
高校生のとき、横浜市立図書館中央本館で
「少年と少女のポルカ」の単行本を見つけて以来、ずっと好きだ。
単行本の表紙はデザインが岡崎京子だった。
その表紙もすごく好きだった。
といわけで、90年代的な作家という感じがしている。
「少年と少女のポルカ」を読んでいると
私の当時の感覚が、追体験されてくる。


「90年代の記憶」はまだ定式化されていない。
つまり、現時点では60年代とか70年代のように
ある強いイメージ(学生運動とかヒッピーとか)を
訴求する時間帯ではない。
今後そうなるかどうかもわからない。
十年間で時代を区切るという完全に恣意的な方法が
これからも支持を得るかどうかわからないし。
(こういうのは確か1920年代以降の分類方法にすぎないはすだ。)


しかし、もし今後90年代が「記憶」として蘇るのなら、
それは藤野千夜的なものになるのではないだろうか。
まことに勝手に、根拠レスに、そう考えています。