めんどくさいこと

 この日記を読んでるの多くの人は、大抵オフラインの僕の事を知ってると思う。僕はあまりオンライン上での係累を増やさないようにしているからだ。まあそれはともかく、実生活での一般的な僕のイメージは多分「よく話す人」という感じで、もしかすると「人の話をあんまり聞かない人」、と思ってる方も多いかと思う。

 だけど、僕の所属しているゼミでは僕なんかまだまだひよっこだ。みんな僕の1.5倍は喋るし、2倍は人の話を聞かない。昨日はそのゼミのミーティングで3時間くらい連続で議論した。超疲れた。
 メンバー5人の内訳は日本人2人・中国人2人・ウクライナ人1人(前にはハンガリー人が1人いた)。ちなみにウクライナ人は初参加。テーマは「モジュール化のコスト比較」。ほら、めんどくさいでしょ?あ、共通語は日本語ですのでご安心あれ。でも中国人の二人はたまにいきなり中国語で会話したりする。
 大変だった。この中で一番曲者なのはもう一人の日本人で、僕の3倍は話して5倍は話を聞かない(本当に)。しかも理学部の院生で、頭はめちゃくちゃ切れる。でも話をかみ合わせる努力に余り力を注がない。
途中数式が出てきて、式自体は別に難しいものではないのだけど、それぞれの記号の意味が解らなかったので質問したら「そんなん能力の問題やろ!」ときれられた。いや、明日一回生にプレゼンするんだよこれ。
 
 その後で、中国人の留学生の女性は議論中に泣き出してしまった。もう一人の日本人に、「あなたの言い方はむかつくわ!」って怒鳴りだした。僕とウクライナ人ともう一人の中国人(男)はたじたじ。
 で、なんとかなだめすかして「そもそもモジュールって何か」という定義にさかのぼって、僕がモジュールの定義に関する当初仮説を話して、みんなが納得いかなくって、また超混乱して、でもなんとかMECEに定義して、(MECEの意味はぐぐってくれ)、で、やっとモジュール生産と非モジュール生産のコストを比較した。ちなみにさっきの数式は検討したらあまり意味のないものだとわかった。もう数式には負けないぜ。疲れた。

 今回はアウトプットが出たから非常に報われた。しかし、アウトプットが確実に、短時間で出せるように会議自体をマネジメントする必要がある。これは毎回会議後に反省していることだが、いつもつい忘れてしまう。

 というわけで、多分僕はワールドワイドで見ると、「おとなしくて人の話に耳を傾ける人」です。みんなイメージを修正するように。
 で、卒論はいつ書くんですか俺。