金曜日。

大学のゼミの友人たちと飲む。会社を辞めたいと相談。
「やっぱり社会人無理だったろ。言ったじゃん。早く辞めろ」
とけしかけられる。

やっぱそうかなあと思う。

土曜日。

実家に帰り、両親に会社を辞めようと思うと告げる。
両親は「また現実逃避かよ」という表情。
「性急過ぎる。もっとよく考えなさい」と言われる。

日曜日。

一晩よく考えたので、休日出勤し先輩に会社を辞めようと思うと告げる。
先輩はとてもショックのようだった。
「今日はもう帰っていいから、よく考えてみて」と言われる。

月曜日。

一晩よく考えた。
出社したら上司から仕事のミスに関して怒り(半ば泣き)のメールがきている。
「申し訳ない。身の振り方を考えているので時間を取ってほしい」
と返信する。

午後、先輩・係長・課長と四人で会議室へ。
「昔から刹那的な人間で鬱だし、友達も自殺してるし、社会人は無理そう」
「会社を辞めてパチプロになろうと思う」
「あんまり長生きしたくない」など、かなりめちゃくちゃ言ってしまう。
課長に「そんなこと言われても」といわれる。

「お前があまりにも使えないから、なんで採用したんだって人事に怒鳴り込んだこともある」
と課長。
「俺も昔は態度が悪くて勤務時間内に風呂に入ってたりしてた。
係長も出張先のタイでは相当無茶している。
人間は変わるものだからおまえも努力しろ。とりあえず会議で寝るな」
といわれる。

「もう一週間考えてみろ」と課長。「でも辞めるかもなあ」


で、よく考えているところ。