バリー・ユアグロー翻訳会

以前より企画されており、立ち消えそうになっていた
バリー・ユアグロー翻訳会の初回を本日開催した。
奇妙な味わいのショートショートで知られる
バリー・ユアグローの代表作、
「一人の男が飛行機から飛び降りる」
に収録された作品をひとつずつ翻訳していく。
いまひとつ伸ばしにくい読解力を鍛えるためである。


この本に載っているショートショートはとても短く、
大体1ページあるかないかである。
まず参加者それぞれが1時間ほどで和訳する。
次にみなで和訳をまわし読み、論点をいくつか挙げる。
最後に、柴田元幸大先生の翻訳を読み、納得する。


本日は「牛乳」、「村の生活」の二編を翻訳。
個人的には、「牛乳」はまあまあうまく訳せたが、
(それでも数箇所の誤訳があった)
「村の生活」は本質にかかわる誤訳をしたので、死にたかった。
でも、柴田大先生の誤訳っぽい部分も一箇所見つけたので、
まあよしとしよう(本当に誤訳かどうか解んないけど)。


ちなみに私と同じ間違いをおかした参加者の一人は
みんなで見直しているときに誤訳に気づき、柴田訳を見るまえに直し始めた。
「100点がとりたいのよ!!」といっていて、執念を感じた。
さすが英文科。


ちなみに参加者募集中です。
お気軽にどうぞ。