英語英米文学特殊講義

特に具体的に内容はきめてないらしい。


基本的にはポップカルチャーの話をするようだ。
そもそもカルチャーとはハイカルチャーで、それ以外なかった。
ポップカルチャーという言葉は1950年代以降に登場した。


まあしかしアメリカ文学というのはそういうお堅いものを
やりこめるという志向はもともともっており
(そういう言葉遣いはしなかったですが、
いわゆるgentle traditionへの抵抗ってやつでしょうね)
ホーソーンとトウェインの時代的な意識の違いを紹介。
ホーソーンは「俺は純文学書いてるのに下らないものが売れてむかつく」という手紙。
トウェインは「俺はナンセンスを書き散らして神の子を笑わせるぜ」という手紙。


今日はそこまで。
次回以降、シュワルツ(?)、ボールドウィン
インガルス(?)、カーヴァーなどを読んでいく。


最後、チラッとケリー・リンクという作家を紹介。
いま最高にいけてるらしい。
少女探偵のお話。
少女探偵といえばアメリカではなんとかいうものが
すごく有名で、有名だけど固有名詞が出てこない、
なんだっけ、固有名詞。としばらくうなっておられた。
これですかね。


http://www.aga-search.com/831nancydrew.html


最初のセクション名が、
"The girl detective's mother is missing."
なのだが、これはこの有名な少女探偵の母がいないという
ポップカルチャー的な知識がほとんど無意識レベルで染みこんでるからで、
面白い、ということです。
データベースってやつですね。ポストモダン