プロフェッショナリズムについて

ちょっと前に考えたこと。
最近「プロフェッショナリズム」という言葉をよく耳にするが、
私はあまり好きではない。
プロフェッションというのは歴史的には
神学者、法曹、医者など限定された専門職にのみに
使用されてきた言葉である。
賃奴隷同然のサラリーマンどもが口にすべき言葉ではない。
まあそういう「そもそも論」はさておき。


「プロフェッショナリズム」というのは
ポリティカリーコレクトなマッチョイズムに
過ぎないのではないだろうか。
要は偽装された男根主義。違いますかね?


よく使われる割には具体的な内容に乏しい言葉だが、
純化するならば「やるべきことはきっちりやれ」
つーぐらいの意味なんでしょ?
そんなん横文字使われるまでもなく
皆さんご承知なんじゃないですか?
でもそれができなくて苦労してるんじゃないんですか?


「やるべきことができない」のは
働いていく上でよろしくないことだが、
しばしば訪れる事態ではある。
そういうときに現場で
「プロフェッショナリズム」を振り回して
事態を収拾しようとすることがある。
でもそういう問題って結局は「タフネス」とか「ストレス耐性」とか、
あるいはもうそれ自体その場では身に着けようがない
「能力」とかがなければ解決できないことなのではないだろうか。


弱者切捨てみたいな概念を
オブラートに包んで流通させるのはよくないよ。
と思った。


別に現状具体的な問題があるわけじゃないんですよ。
ただ思っただけ。うん。